この記事は、ePO データベースをある SQL Server から別の SQL Server に移動する場合の推奨手順について説明しています。
重要: この記事で説明したプロセスを開始する前に、ePO サーバーをバックアップする 必要があり ます。詳細については、以下の KB 記事を参照してください。
注: ePO を正常に動作させるには、SQL にアクセスするために ePO で使用されるアカウントに新規サーバーに対する必要最小限の権限が
なければなりません。 詳細は
KB75766 を参照してください。
概要
ePO データベースを移動するには、以下の手順をリストされている順序で実行します。
- ePO サービスを停止する
- データベースを移動する
- ePO を設定して、接続を検証する
- ePO サービスを開始する
- 追加のエージェント ハンドラーに対する追加手順
- オプション: サービス依存関係を削除する
ePO サービスを停止する
変更を行う前に、データベースにアクセスできないように ePO サービスを停止する必要があります。
- スタート、ファイル名を指定して実行 の順にクリックし、services.msc と入力して OK をクリックします。
- 以下の ePO サービスを右クリックして、停止 を選択します。
ePO サーバーで、
McAfee ePolicy Orchestrator Application Server
McAfee ePolicy Orchestrator Event Parser
McAfee ePolicy Orchestrator Server
追加のエージェント ハンドラーがある場合は、すべてのエージェント ハンドラーで以下のサービスを停止します。
McAfee ePolicy Orchestrator Event Parser
McAfee ePolicy Orchestrator Server
データベースを移動する
注: 新しいデータベース インスタンスの照合順序が古いものと
同じ であることを確認してください。 詳細については、
KB73717 を参照してください。
- 現行の SQL Server で、SQL Management Studio を使用して ePO データベースのバックアップを取ります。このプロセスについてよく分からない場合は、KB52126を参照してください。
完了すると、バックアップ (.BAK) ファイルが作成されます。
- バックアップ (.BAK) ファイルを新しい SQL Server にコピーします。
- QL Management Studio を使用して新しいサーバーにバックアップ ファイルをリストアします。このプロセスについては、必要に応じて KB52126 を参照してください。
リストアが完了すると、新しい SQL Server の Management Studio に ePO データベースが表示されます。
ePO を設定して、接続を検証する
- ePO サーバーでのみ、McAfee ePolicy Orchestrator アプリケーション サーバー サービスを起動します。
- Web ブラウザーを開き、core/config-auth データベース設定ページ ( デフォルトで https://localhost:8443/core/config-auth にある ) に移動します。
注: 必要に応じて、ホスト名およびポートをカスタム設定と一致するように調整してください。
- ログオン プロンプトが表示されたら、ePO Global Administrator アカウントを使用してログオンします。
[データベース設定] ページが表示されます。
- 新しい SQL Server の詳細を入力します。
- テスト接続 をクリックします。
[データベースの接続テストに成功しました] というメッセージが表示されます。
エラーが表示された場合は、接続テストが成功するまで新しい SQL Server の詳細を検証し修正してください。
- 接続テストが成功したら、適用 をクリックします。
サーバーを再起動するよう促すプロンプトが表示されます。
- McAfee ePolicy Orchestrator アプリケーション サーバー サービス を再起動します。
ePO サービスを開始する
- スタート、ファイル名を指定して実行 の順にクリックし、services.msc と入力して OK をクリックします。
- 以下のサービスを右クリックし、開始 をクリックします。
McAfee ePolicy Orchestrator Event Parser
McAfee ePolicy Orchestrator Server
追加のエージェント ハンドラー用の追加手順
追加のエージェント ハンドラーがある場合は、初期のセットアップ ウィザードを再実行してそれぞれを新しい SQL Server の詳細に設定する必要があります。 各エージェント ハンドラーで以下の手順を実行します。
- ePolicy Orchestrator ソフトウェア インストール パッケージの内容を抽出したフォルダーを開きます。
- エージェント ハンドラー フォルダー をエージェント ハンドラー サーバー システムにコピーし、Setup.exe をダブルクリックします。
McAfee Agent Handler InstallShield ウィザードが表示されます。
- 次へ、変更 の順にクリックしてから、再度 次へ をクリックします。
- ePO サーバーの詳細を入力し、次へ をクリックします。
[データベース情報] ページが表示されます。
注: Database Server フィールドにはすでに新しい SQL Server の名前が含まれているはずです。 含まれていない場合は、名前を修正してください。
- 新しい SQL Server の接続認証情報を入力します。
注: Database Name フィールドにはすでに正しいデータベース名が含まれているはずです。 含まれていない場合は、データベース名を修正してください。
- 次へ をクリックしてから、インストール をクリックします。
これで、エージェント ハンドラーは新しい SQL Server を使用するように設定されました。
データベースの移行が完了し、ePO は新しい SQL Server を使用するようになりました。
次の場合は、古いサーバーからデータベース コピーを安全に削除できます。
- 組織によって要求された場合
または
- 古いサーバーのディスク スペースを解放する必要がある場合
オプション: サービスの依存関係を削除する
重要: この手順は、ePO データベースが以前に ePO サーバー自体でホストされていた場合に
のみ実行する必要があります。 つまり、SQL Server が ePO とともに ePO サーバー コンピューターにインストールされた場合です。 1 つのリモート SQL Server から別のリモート SQL Server にデータベースを移動した場合は、この手順を無視しても問題ありません。
ePO データベースが ePO サーバーでホストされている場合、その ePO サービスは SQL Server サービスに依存しています。 つまり、SQL サービスを停止したり、SQL をアンインストールしたりすると ePO に影響します。 以下のようにレジストリを変更して、サービスから依存関係を削除する必要があります。
注: この記事には、レジストリの起動または変更に関する情報が含まれています。
- スタート、ファイル名を指定して実行 の順にクリックし、regedit と入力して、OK をクリックします。
- 以下の各レジストリ キーに移動し、以下の手順を使用して依存関係を削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Current ControlSet\Services\MCAFEEAPACHESRV
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Current ControlSet\Services\MCAFEEEVENTPARSERSRV
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Current ControlSet\Services\MCAFEETOMCATSRVXXX
ここで、XXX は ePO のバージョンです。
- DependOnService 値をダブルクリックします。
- 値データから、MSSQLServer という行を削除します。
- OK をクリックします。
- ePO サーバー コンピューターを再起動します。
注: 再起動は必須ではありませんが、再起動が完了するまで古い依存関係の設定は有効のままになります。 ここで ePO サーバー コンピューターを再起動できない場合、できる限り早く再起動するように計画してください。
