この記事では、ENSPD ツールの簡単なガイドを提供します。 ENSPD ツールを使用すると、事前に構成されたカスタムポリシー、または ENS のインストール時に実行する実行可能ファイルを含む製品パッケージ .zip ファイルを作成できます。
要件
ENSPD ツールのバージョン構造は、ENS のバージョン構造と同じです。 対応するバージョンのみを一緒に使用できます。 たとえば、ENS 10.5 には ENSPD 10.5 が必要であり、ENS 10.6 には ENSPD 10.6 が必要です。 ENSPD を実行する前に、スタンドアロンモードまたは非管理モードでシステムに ENS をインストールして、ポリシーをカスタマイズできるようにする必要があります。
ENSPD ツールをダウンロードするには
- 製品ダウンロードサイトにログオンします。https://www.trellix.com/ja-jp/downloads/my-products.html.
- McAfee Endpoint Security 製品を選択します。
- INSTALLATION フィルターを選択します。
- Endpoint Security Package Designer のページに移動します。
ENS インストーラー パッケージをダウンロードするには
ENSPD ツールでは、スタンドアロンの完全インストーラー パッケージをソースパッケージとして使用します。 更新リリースを使用する場合は、必ず再公開スタンドアロン インストーラー パッケージを使用してください。更新および修正プログラム パッケージは、ソース パッケージとしてサポート
されていません。
- 製品ダウンロードサイトへログオンして下さい。https://www.trellix.com/ja-jp/downloads/my-products.html.
- McAfee Endpoint Security 製品を選択します。
- INSTALLATION フィルターを選択します。
- Endpoint Security standalone install Version 10.5.3 など、スタンドアロンの完全なインストーラー パッケージを見つけます。
注: 更新パッケージ、たとえば、Endpoint Security standalone install Update 10.5.3、および修正プログラム パッケージは、ソース パッケージとしてサポートされていません。
重要: ENSPD ツールを初めて使用する前に、インストール後にコンピューターを再起動します。
ENSPD ツールを実行するには
- ENSPD ウィザードを開きます。
- フォルダの選択画面で、カスタムパッケージのソースパッケージファイルと移動先フォルダを選択します。
- 作成するパッケージを参照します。
- パッケージを作成するフォルダーを参照します。
- オプションで、パッケージのカスタム名を指定します。 .zip ファイル拡張子がファイル名に自動的に追加されます。
- 次へをクリックします。
- パッケージの変更画面で、設定の編集をクリックし、必要に応じて設定を変更して、次へをクリックします。
- モジュールと設定の選択画面で、カスタムパッケージに含めるモジュールを選択します。 必要に応じて、カスタムまたはデフォルトとして適切な設定オプションを選択します。 次へをクリックします。Endpoint Security Platform は必須モジュールであり、常に含まれています。 この機能は、ENS 10.5.1 以降で使用できます。
- 実行可能ファイルの追加画面で、実行可能ファイルを追加して、選択した ENS モジュールのプレインストールまたはポストインストールを開始します。 インストール前とインストール後の手順に、必要な数の実行可能ファイルを追加し、1つ以上のモジュールに含めることができます。 この機能は、ENS 10.5.3 以降のインストールパッケージで使用できます。 ENSPD 10.5.3 への入力として古い ENS 10.5.x ビルドを提供する場合、インストール前およびインストール後の実行可能機能は使用できません。
重要: サードパーティの実行可能ファイル、またはスクリプトの作成またはサポートに責任を負いません。 サードパーティの実行可能ファイルまたはスクリプトを使用した結果は、お客様の責任となります。
- ドロップダウンリストから、インストール前またはインストール後の実行可能ファイルに追加したいモジュールを選択します。
- インストール前またはインストール後の実行ファイルを追加します。
- インストール前の実行ファイルを追加するには
- 対応する表の横にある追加をクリックします。 実行ファイルの情報が載ったウィンドウが表示され、実行可能パスとその他の情報を入力出来ます。
- ファイルブラウザダイアログを使用して、含める実行ファイルを選択します。 このファイルは、スタンドアロンの実行ファイル (.exe) や、より複雑な要件の場合、実行可能ファイルが含まれている .zip ファイルや違うファイルタイプでも選択可能です。
重要: ENS hotfix パッケージは .zip ファイルでリリースされるため、hotfix パッケージを含める場合は、 .zip ファイルタイプを使用する必要があります。
- 指定した実行可能ファイルの実行中に問題が発生したために、 ENS モジュールのインストールを停止したい場合は、失敗した場合に終了する 設定を選択します。
- 成功コード フィールドに指定した実行ファイルが正常に完了した場合に返すであろうリターンコードを入力します。実行可能ファイルが他の値を返す場合、実行時のエラーとみなされます。
- インストール後の実行可能ファイルを追加するには:
- 対応する表の横にある追加 をクリックします。 実行ファイルの情報が載ったウィンドウが表示され、実行可能パスとその他の情報を入力することが出来ます。
- ファイルブラウザ ダイアログを使用して、含める実行ファイルを選択します。 このファイルは、スタンドアロンの実行ファイル (.exe) や、より複雑な要件の場合、実行ファイルが含まれている .zip ファイルや違うファイルタイプでも選択可能です。
注意: インストール後の実行可能ファイルには失敗した場合に終了する という設定がありません。
- 次へをクリックします。
- パッケージの作成画面で、選択項目とカスタムパッケージの内容を確認し、作成をクリックします。 プログレスバーにパッケージ作成状況が表示されます。
- パッケージ作成完了画面で以下のオプションのいずれかを選択します。
- パッケージの場所を開く - パッケージが作成されたフォルダーに移動します。 そこから、作成されたパッケージのコンテンツを解凍し、ENS モジュールを展開のために ePolicy Orchestrator （ePO） のマスターリポジトリにチェックインします。 または、サードパーティのソフトウェアで展開できます。
- 完了 - ウィザードを終了します。
カスタムパッケージは手順 2 の中で指定した移動先フォルダにあります。 ePO にカスタムパッケージを配備すると、 ePO から ENS 配備を実行している間に、実行する必要がある実行可能ファイルが実行されます。
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ENS 製品の更新をカスタム インストーラー パッケージに含めるには
上記の手順 5 で ENSPD を使用している間に、各製品の
.zip ファイルを使用して ENS 製品の更新を追加し、その
.zip ファイル内でセットアップ実行可能ファイルを指定できます。 (この文は、"ENSPD ツールを実行するには"セクションと
実行可能ファイルの追加 画面を参照しています。）
インストール後の実行可能ファイルを追加する場合は、適切な ENS モジュールを選択する必要があります。
- モジュールを選択します。 モジュールは次のとおりです。
- Endpoint Security Platform
- Firewall
- Threat Prevention
- Web Control
- インストール後の下の追加をクリックします。
- 参照をクリックします。
- ファイル名 で、ファイル拡張子の選択を .exe から .zipに変更します。
- 適切なモジュール更新.zipファイルパッケージを選択します。 例
適切なモジュール更新 .zip ファイルパッケージを選択します。 例:
- Firewall example: Firewall_10.5.4.4205.2_June_Update_1239932.zip
- Platform example: Endpoint_Security_Platform_10.5.4.4260.8_June_Update_1239932.zip
- Threat Prevention example: Threat_Prevention_10.5.4.4282.4_June_Update_1239932.zip
- Web Control example: Web_Control_10.5.4.4212.2_June_Update_1239932.zip
- インストーラー実行可能ファイルを選択します。
注意: 実行可能リストは、デフォルトですべてのエントリをアルファベット順にソートするため、mfehidin32.exe が最初のエントリですが、正しいエントリではありません。
- Firewall: SetupFW.exe
- Platform: SetupCC.exe
- Threat Prevention: SetupTP.exe
- Web Control: SetupWC.exe
- 成功コード 値には、値 0 と 3010 をコンマで区切って入力します （例： 0,3010）。
注意: ここで使用される成功コードは、MSI 成功コード 0 （ERROR_SUCCESS） および 3010 （ERROR_SUCCESS_REBOOT_REQUIRED） と相関しています。 詳細については、Microsoft の記事
MsiExec.exe および InstMsi.exe のエラーメッセージ を参照してください。
- 追加の ENS モジュールごとに上記の手順を繰り返し、パッケージを更新します。
ENS 適応脅威対策インストーラーと更新プログラムをカスタム インストーラー パッケージに含めるには
ENS 適応脅威対策モジュールをインストールするには、「脅威対策モジュール」セクションで以下の手順を実行します。
ENS
適応脅威対策モジュールをインストールするには、
脅威対策 モジュール セクションで以下の手順を実行します。
注意: ENS 適応型脅威対策モジュールを ENSPD とともにインストールするときに問題が発生した場合は、テクニカルサポートにお問い合わせください。
- TThreat Prevention モジュールセクションの下にインストール後のエントリを追加します。
-
成功コード 値には、値 0 と 3010 をコンマで区切って入力します （例: 0,3010）。
注意: ここで使用される成功コードは、MSI 成功コード 0 （ERROR_SUCCESS） および 3010 （ERROR_SUCCESS_REBOOT_REQUIRED） と相関しています。 詳細については、Microsoft の記事
MsiExec.exe および InstMsi.exe のエラーメッセージ を参照してください。
- インストーラーの実行可能ファイル SetupATP.exe を選択します。
- 該当する適応型脅威対策インストーラーの .zip ファイルパッケージを選択します。 例えば、以下です。 Adaptive_Threat_Protection_10_5_4_4209_2_client.zip.
- ENS 適応型脅威対策製品の更新について、上記の手順を繰り返します。 例えば、以下です。 Adaptive_Threat_Protection_10.5.4.4250.2_June_Update_1239932.zip.
注意:
ENS 適応型脅威対策モジュールをインストールするには、最初に ENS 脅威対策モジュールを適用可能な脅威対策更新と共にインストールする必要があります。 推奨されるインストール順序は次のとおりです。
- Threat Prevention installation
- Threat Prevention updates
- Adaptive Threat Protection installation
- Adaptive Threat Protection updates
ENSPD ツールの FAQ
ENSPD は ePO に配備できますか？
できません、これはスタンドアロン アプリケーションです。
ENS が管理対象外またはスタンドアロンの場合、 ENSPD を使用するのはなぜですか？
ENSPD の主な目的は、 ePO 管理がない場合にポリシー設定を適用することです。
ENSPD インストールが ePO によって管理されていると何が起きますか？
ePO 管理の McAfee Agent が ePO 定義のポリシーを実施すると、 ENSPD の設定は置き換えられます。
ENSPD は現在どのようなモジュールでポリシーのカスタマイズをサポートしていますか？
ENSPD は、脅威対策、ファイアウォール、Web Control のカスタマイズ ポリシーをサポートしています。
どの ENS パッケージをソースとして指定しますか？
スタンドアロンのインストーラーパッケージを使用します。 パッチリリースを使う場合、再公開スタンドアロン インストーラー パッケージを使用するようにして下さい。 パッチと hotfix パッケージは、ソースパッケージとしては、サポートされていません。
ENS パッケージデザイナーを使用して ENS 製品の更新をインストールする方法の詳細については、
ENS 製品の更新をカスタム インストーラー パッケージに含めるには を参照してください。
ePO にカスタム パッケージを追加できますか?
追加できます。
カスタマイズされた出力パッケージを解凍します。 脅威対策 (TP)、Web Control (WC)、ファイアウォール (FW) と共通設定モジュール用にそれぞれのパッケージファイルがあります。 カスタマイズされたパッケージを ePO に配備します。
カスタムパッケージは古いバージョンをアップグレードする時に設定を保持できますか？
できません、設定を保持する機能は無視されます。
