このサポート声明は、製品管理チームによって提供されました。
Microsoft Windows 8 には
"高速起動" が追加されています。Windows 10 では、この機能が
"高速スタートアップ"に置き換わっています。
"高速起動 / 高速スタートアップ"は OS を高速に起動する機能です。この機能有効時には、OSは通常のシャットダウンプロセスを経ずに、ユーザーがログインしていない、およびアプリケーションが何も起動していない状態(つまり、OS を最低限必要なサービスとドライバーで起動させた状態)で、OSをハイバネートします。
そして、OS が
"高速起動 / 高速スタートアップ機能"を使用して起動した時、関連する小さいサイズのハイバネーションファイルを読み込み起動させます。これは OS 起動ファイルおよび全てのドライバを読み込み、サービスを開始する通常の起動方法に比べてはるかに高速です。
"高速起動 / 高速スタートアップ"は、DE/EEPCではサポートされていません。
"高速起動 / 高速スタートアップ"を有効にすると、多くの DE/EEPC 機能が影響を受けることが報告されています。
例えば、DE/EEPC の Single Signe On (SSO) 機能が、
"高速起動 / 高速スタートアップ"では正常に動作せずサポートされません。
SSO を使用する場合は、
"高速起動 / 高速スタートアップ"を OS で無効にして下さい。
また、上記以外にも
"高速起動 / 高速スタートアップ"機能を有効にした環境で以下の問題が報告されています。
KB86961 - On-Screen Keyboard fails during preboot authentication on a Hewlett Packard Elite x2 1012 G1
KB82878 - On Screen Keyboard fails during preboot authentication on HP EliteBook Revolve 810 G2
KB86363 - Client always shows the System State as Inactive (on HP Spectre x360 convertible systems)